2001年/50分/カラー/モノラル/スタンダード/<撮影:16ミリ+8ミリ+ビデオ>
父親を探す過程を八ミリフィルムに収めた『につつまれて』から八年。スイスの映画祭で出会ったフランスのプロデューサーからの「君は『につつまれて』の続編をつくるべきだ」という熱心な働きかけによって、河瀨は再び家族と向き合う。
母や養母との激しい対話から、父親が入れていた刺青に目を向けたことで急展開していくストーリー...。
表現者・河瀨直美の狂気と才気のせめぎ合いの中から誕生した『きゃからばあ』は、2001年ロカルノ国際映画祭プレミア上映で絶賛された作品。きゃからばあとは仏教用語で空、風、火、水、土を意味し、転じてこの世に存在するすべてのものを意味する。
ロカルノ国際映画祭コンペティション部門招待
モントリオール国際映画祭
ヴィエンナーレ国際映画祭
プサン国際映画祭
香港国際映画祭
二ヨン国際ドキュメンタリー映画祭 ほか多数
撮影 | 猪本雅三 |
撮影協力 | 浅沼拓也 |
録音 | 菊池信之 |
仏プロデューサー | ルチアーノ・リゴリー二 |
出演:河瀨宇乃、彫武、河瀨直美
監督+撮影+編集:河瀨直美
製作協力:ビジュアルアーツ専門学校、ARTE FRANCE
製作:遷都+組画