1989/5分/8mm
サイレント作品であるにもかかわらず、映し出される映像からは、流れる水の音や町の状況音などがまるでその場にいるかのように聞こえ出す錯覚に襲われる。カットつなぎのタイミングやテンポをモンタージュしている河瀬がうかがえる。カメラを手にして1年足らずの河瀬のまなざしを通した確かな"今"がここに存在している。