1992年/40分/カラー/モノラル/スタンダード/16ミリ<撮影:8ミリ>
生後まもなく生き別れ、記憶にすら刻まれていない父親を探すことで、自らの出自を問う
― 九五年山形国際ドキュメンタリー映画祭での国際批評家連盟特別賞をはじめ、海外の映画祭でも高い評価を受けた、河瀨直美の実質的な意味でのドキュメンタリー映画デビュー作『につつまれて』。自分にとって、いったい家族とは何なのか。カメラを手に、根源的な問いを繰り返すことで、自分が生きているというたしかな手触りを得ようとする。生まれながらの孤独と向き合う河瀨が、世界へアプローチする自身の表現方法を確立した、エポックメイキング作品。
山形国際ドキュメンタリー映画祭国際映画批評家連盟特別賞
サンクトペテルブルグ国際映画祭
二ヨン国際ドキュメンタリー映画祭
香港国際映画祭
シンガポール国際映画祭
ほか多数出品
監督+撮影+編集 | 河瀨直美 |
製作 | 組画 |
出演:河瀨宇乃、河瀨直美