1988/5分/8mm
8ミリフィルムカメラとの運命的な出会いをはたした河瀬が撮った処女作。どっしりと構えたフレームには、見たもの、感じたことが素直に映し出されている。取り立てた事件ではなく、たわいない風景や出来事をとらえたものであるが、"全てのものが新鮮かつ発見であり、町を歩くのが楽しくてしかたがなかった"(当時を振り返る河瀬)
「私が強く興味をもったものを大きくFIXできりとる」は、タイトルであると同時に河瀬の映画に対する姿勢への永遠のテーマとなる。