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1月27日〜2月4日、スペイン・テネリフェ島(カナリア諸島)で行われているMiradasDoc　にて、河瀨直美がMirada Personal賞を受賞しました。

MiradasDocはドキュメンタリーを中心とした映画祭です。その中でもMirada Personal賞は映画祭の中心となるドキュメンタリーにおける功績を称えた賞であり、過去にはアッバス・キアロスタミ監督なども受賞されています。

〈現地での授賞の様子〉

受賞の理由は以下の通りです。

今年のMirada Personal賞は、初期の作品ですでに国際的な批評家から評価を受けている河瀨直美氏に贈られます。 彼女は、非常に私的で繊細なまなざしを用いながら、魅力的な円熟を遂げています。 地方で育った彼女は、先祖や周囲の環境に敬意を払い、現実の表現とマジカルな要素を統合したタイプの映画を形成しています。 大胆で詩的、身近で痛快な映画であり、日常生活の中に人間と自然との不思議な調和を見出すことができます。 河瀬監督の映画は、落ち着いた明晰な観客を求めますが、 非合理と暴力から距離を置き、人々をより良く、より思慮深いものへと導く映画祭でありたいというミラダスドックが当初から抱いていたものと合致しています。

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こちらの映画祭公式サイトでは

今回上映される作品

萌の朱雀 / 杣人物語 / 垂乳女 / 東京2020オリンピック SIDE:B

を中心とした批評文も掲載されております。 ぜひご覧ください。